感染がなおも続いている。マスクの生産能力の回復状況、物資の供給の状況、分配や監督の方法が注目されている。工業情報化部が2日に開いた記者会見において、同部の責任者が物資保障について回答した。
医療用防護服の生産量は1日あたり2万着、消毒・殺菌用品を確保
工業情報化部によると、現在最も不足している医療用防護服の供給が拡大を続けている。工業情報化部の黄利斌報道官によると、2月1日現在の中国医療用防護服生産量は1日あたり2万着にのぼり、1月28日の8700着から大幅に増加している。生産された分は現在、ほぼ湖北省で用いられている。
医療用防護服の他に、一般人の間で大きな需要が存在する赤外線温度計、消毒・殺菌用品などの生産能力も大幅に拡大している。藍月亮が発表した情報によると、同社は直ちに残業計画を立て生産を急ぎ、512万元分の消毒ハンドソープ、塩素系漂白剤などの商品を湖北省に送った。また各販売ルートに対して、製品の値上げを禁じた。
工業情報化部原材料司の王偉司長は、「我々が統計を行った消毒・殺菌企業は433社で、うち84消毒液企業は95社。平均稼働率は60%、1日あたり生産量は1579トン。手の消毒液の毎日の生産量は140トンほどに達しており、医療用アルコールは407トン。赤外線温度計の生産は50%ほどまで回復しており、徐々に拡大している」と述べた。
医療機器の生産能力も拡大中だ。聯影医療技術集団有限公司の第1陣となる医療用イメージング機器が1月30日、武漢火神山医院に到着した。今回提供された機器は1分で患者の肺のスキャンを完了する。同社は武漢市と上海市の各基地に十分な在庫を確保している。邁瑞医療製造センターは稼働開始を急ぎ、呼吸器、モニター、除細動器などの救急救命設備の供給を確保しており、数回に渡り医療機器を感染対策の現場に設置している。工業情報化部によると、医療物資保障には一定の進展があった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月4日