スペインメディア、中国の高速鉄道工場を取材

スペインメディア、中国の高速鉄道工場を取材。十数年に渡り、中国は世界の高速鉄道営業距離の6割以上を建設した。昨年送り出した乗客数は延べ23億1000万人にのぼる見通し・・・

タグ:高速鉄道 営業 距離 乗客数

発信時間:2020-02-05 14:13:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 スペインのエル・パイス紙(電子版)は2日、中国の高速鉄道工場を訪れた記者の記事を掲載した。その要旨は下記の通り。


 中国の山東省青島市にある中車青島四方機車車両股份有限公司(以下「同社)」は、難攻不落の城のように見える。この大型総合工業基地の敷地面積は1.77平方キロメートルで、モナコ公国の面積にほぼ相当する。記者はやっとのことでその中に入ることができた。


 工場内では中国製の高速列車が組み立てられていた。これは21世紀の中国の名刺だ。1万2000人弱の作業員がこれらの列車の設計・製造を担当している。これらの列車が中国の重大なモデルチェンジを促した。女性従業員の李さんは記者に、「2008年の北京五輪開幕前に開通した京津都市間鉄道は北京市と天津市を結び、時速350キロで運行する。これは今や全国に広がる高速鉄道網の基礎を固めた。中国の高速鉄道発展の開始時期は日本やスペインなどより遅れたが、2019年の営業距離は3万5000キロに達し、世界各国の合計を上回った」と話した。


 十数年に渡り、中国は世界の高速鉄道営業距離の6割以上を建設した。昨年送り出した乗客数は延べ23億1000万人にのぼる見通し。これらの列車のうち多くが同社によって作られている。同社は世界最大の高速列車製造メーカーとしての地位を確立した。


 同社には常に受注が舞い込む。すべての高速列車の最終組立ラインがフル稼働している。


 最も注目されているCR400AF動車組は、「復興号」と名付けられた。赤いラインとインパクトの強い先頭車両を持つ。この高速列車は時速350キロで運行し、最高時速は420キロにのぼる。李さんは「当初は外国の技術を用い第1陣となる高速列車を開発していたが、新型列車は完全に中国による設計・製造だ」と誇らしそうに語った。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月5日

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