モバイルゲーム市場はこの春節、輝かしい実績をあげた。北京商報の記者の調査によると、2月4日時点で、多くのソーシャルゲームやボードゲームが春節期間の無料アプリランキング、ダウンロードランキングの上位につけた。専門家は、市場の1日平均売上高は数十億元に達すると予想する。
長期にわたり、モバイルゲーム業界は春節期間に大もうけする傾向にあり、特に今年は全国各地のレジャーが営業を停止し、「引きこもり」ニーズの急増により各種のモバイルゲームが人気を集めた。
オフラインの多くの業種が営業停止となり、この春節は多くの人がモバイルゲームを娯楽の第一選択とした。
国金証券のメディア・インターネット分野アナリストの裴培氏は、「今年の春節期間はモバイルゲーム市場の売上高が大幅に増加し、ダウンロードランキングで順位が下がっても、すぐに売上高が増加する可能性が高い」と話す。
春節期間、オフラインのボードゲームは親戚友人との遊びに欠かせなかったが、オフラインの集まりの減少に伴い、オンラインのボードゲームなどがニーズを満たし、人気を集めた。七麦データによると、1月24日から30日まで、iOSゲーム無料ランキングの上昇トップ10のうち、ボードゲームは7つを占め、主な受益者となった。そのほか、一時低迷したソーシャルゲームもこの春節期間に再び春を迎えた。
ゲーム業界はこの春節期間に利益を得たが、その後にどのようにユーザーを繫ぎ止めるかがモバイルゲームメーカーの重要な課題である。
北京商報の取材で、ベテランおよびディーププレイヤーを除き、過半数の新ユーザーが「ここ数日は家にいてやることがなく、友人が勧めているのを見てこれらのゲームアプリをダウンロードした」とし、感染症が収まったら友人と会って交流したいと思っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月6日