国務院共同予防・抑制メカニズムは15日に記者会見を行った。
中国人民銀行(中央銀行)の関係部門責任者は、「人民銀は現金の供給・流通の管理を強化し、現金が安全に使用されるよう着実に保障する。春節(旧正月、今年は1月25日)に先だって人民銀は武漢市に新規の資金40億元(1元は約15.7円)を緊急に割り当て、新型コロナウイルス感染による肺炎の予防・管理を行う病院をはじめとした重要機関への現金供給を強化した。現在、全国では決済・清算、通貨発行、信用情報システムといった重要な金融インフラが安全かつ安定した運営を続けている」と述べた。
中国銀行保険監督管理委員会の関連部門責任者は、「14日12時現在、銀行業を手がける金融機関が新型肺炎対策のために提供した貸出金額は5370億元を超えた。今後さらに困難を抱えた民間企業、小規模企業、零細企業への支援、および重点分野における企業活動や工場操業の再開のための貸出の保障と投入を強化する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月16日