中国国務委員で外交部部長の王毅氏は2月15日、ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で講演を行った。
王毅氏は新型コロナウイルスの感染について、中国経済と社会にとっては試練であるが、徐々に収まるとの見解を示した。中国経済には粘り強さ、巨大な潜在力、十分な活力があって、各種のリスクによる影響を抑える条件が整っており、中国経済が長期的に上向くファンダメンタルズも変わることがないとしている。
風雨が収まれば虹が出る。感染を抑えれば、中国が苦難から立ち上がり、滞っていた消費と成長力が急速に現れ、中国の経済と社会は一層健全で持続可能な軌道の上を発展していくとの見方を示した。
また、中華民族がこれまでに数々の困難を経験し、それを通じて怯むことのない民族精神を培ったと説明。今回の感染症流行も同じようにわれわれの筋骨を強くし、意志を鍛えることになり、中国の一層堅実なペースで全面的な小康社会の実現と極度の貧困からの脱却を後押しし、中華民族の偉大な復興につながると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月18日