人力資源社会保障部、公安部、交通運輸部、国家衛生健康委員会、国家鉄路集団はこのほど「農民工職場復帰ポイントツーポイントサービス保障活動の徹底に関する通知」を印刷・配布し、出稼ぎ労働者が集中する地域及び企業に対するポイントツーポイントの農民工専用車(専用列車)輸送サービスの展開を計画した。多くの農民工が段階別に、安全かつ秩序正しく職場復帰できるようにする。通知は次の5つの具体的な措置を明らかにした。
(一)移動の需要を把握する。各種ルートを通じ農民工職場復帰ポイントツーポイントサービス保障の情報を宣伝し、オンライン・オフライン申請ルートを設置する。出稼ぎの意向を持つ農民工の状況を全面的に把握し、すでに勤務先が決まった農民工の積極的な申請を奨励する。時期と勤務先が近い農民工の集中的な移動を行い、情報分類・整理を強化する。
(二)移動前のサービスを展開する。農民工の集中的な職場復帰の需要に基づき、専門的な輸送プランを策定する。農民工の防疫・健康教育と移動前の体温検査を徹底し、国家政務サービスプラットフォーム同行者セルフサービスなどのシステムを利用し検査・識別を強化し、リスクのある人員の移動を防止する。省を跨ぎ移動する農民工については、移動人数、到着時間及び場所、勤務先などの情報の結びつけを強化する。
(三)職場復帰輸送を計画する。事前に情報を集中的に登録し、「1車1プラン」の原則に基づき、ポイントツーポイントのチャーター車直達輸送を展開する。専用列車を運行する、もしくは農民工のチャーター車両輸送を手配し、道路客運路線及び都市公共交通などと鉄道輸送力の連結を徹底し、道路通行保障と交通安全管理を強化し、農民工の職場復帰の「最初と最後の1キロ」をスムーズにする。
(四)目的地での引き渡しを徹底する。直ちに関連企業と連携し、農民工の受け入れを行う。企業は職場復帰農民工の個人健康記録を作り、防疫の要求を満たし、測定により体温が正常であることを確認してから復帰させる。移動前14日内及び移動中に関連症状がなかった人に関しては、早急に復帰させる。発熱、倦怠感、せきなどの不快な症状が出た場合、直ちに隔離観察を行い、検査と診断に送る。
(五)勤務中の防護保障を強化する。企業に対して感染対策の中心的な責任を担い、関連施設・設備の改善を行い、衛生・隔離観察の場を提供し、環境衛生対策及び重点エリアの消毒を展開し、従業員の健康状況をチェックし、従業員にマスクなどの防護用品を支給するよう指導する。感染対策の実行を保証し、職場復帰による集団感染を断固防止する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月20日
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月20日