中国商務部市場運行司副司長の王斌氏は27日、「中国の生活必需品の生産能力と在庫は全体として安定的に増加、徐々に操業再開の動きもあり、市場には充分な供給があり、価格は全体的に安定している。生活必需品市場の供給基盤は強固で、今後の大規模な品不足を心配する必要はない」と述べた。
王斌氏は同日のオンライン定例記者会見で、「商業・貿易・流通企業の再稼働率の上昇が続き、大型スーパーチェーンは95%、コンビニは80%が営業しており、ECプラットフォームや運送業者の再稼働率も一段と上昇している。商務部は市場の需給に対する感染症の影響を一段と注視し、より多くの企業が早期に営業再開するよう促し、市場の供給を確保できるようにする方針だ。
王斌氏は湖北省武漢での生活必需品の供給について、「武漢で居住区ごとの封鎖管理を実施したが、一部の住民から共同購入のパッケージ価格の高騰・個別対応の不足・一部中小スーパーによる抱き合わせ販売などについて疑問の声が上がった。これについて、国務院新型コロナ感染症共同予防・抑制メカニズム生活物資保障チームは即時に改善提案を行い、湖北省と武漢市は緊急特別対策を講じ、的確な措置を実施、市場の安定供給を強化した」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月28日