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発信時間：2020-03-11 11:07:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　競争関係にある同業者だが、ライブ配信でタッグを組んだ。ガソリンスタンドでついでに食品を購入できる。お気に入りの料理店の料理人が出前持ちになる。

　 すべてが変わってしまったように見えるが、これは新たな消費シーンの台頭、異常事態を迎えた企業の対応策だ。

　自動車のライブコマース、配信者がタッグを結成

　感染対策期間中、多くの企業が苦しい経営を強いられている。多くの自動車メーカーがライブコマースを試みている。淘宝直播で4日、複数の自動車店の配信者が互いに声援を送り、さらには相手に協力し自動車を販売した。武漢市の東風プジョーの配信者は多くの配信者から応援を受けた。ネットユーザーからは最も心温まる自動車ライブコマースの現場と評価された。

　業界関係者によると、自動車産業には生産・製造、物流・輸送、部品調達・供給、末端販売・サービスなどが含まれ、産業チェーンが最も長い製造業界となっている。サプライチェーンの連結は極めて重要であり、助け合わなければ誰も生き残ることができないという。

　乗用車市場情報連席会のデータによると、春節が早めであったことと感染症の影響を受け、1月の全国乗用車市場の販売台数は前年同月比21.5％減の169万9000台となった。これは乗用車市場情報連席会が2005年に統計を開始してから最も低い成長率となった。初歩的に判断すると、2月は前年同月比で80％減になる見通しだ。1−2月は前年同期比で41％減となり、過去20年で最大の下げ幅となる。

　一部の統計データによると、北汽集団、長城汽車、一汽VW、東風日産、アウディなど30社以上の完成車企業が、ディーラーの圧力を和らげ、サプライヤーの操業再開を支援する制度を発表した。

　「中石化です、ガソリンスタンドで料理が購入できます」

　企業があの手この手で異業種に進出

　「車を降りず窓を開けず、ワンキーで車のトランクに野菜を届ける」中石化（中国石油化工）のコンビニ「易捷」（2万7000店舗で全国最多）が業界を跨ぐ野菜販売を開始した。オンラインで注文してからガソリンスタンドに行くと、従業員が野菜をトランクに積んでくれる。全過程が「ゼロ接触」だ。

　また同程旅遊と咪店が事業提携し、旅行業界がECに進出した。銀行アプリがオンライン問診、授業ライブ配信を提供した。金融機関がフードデリバリーに進出した。5つ星ホテルがフードデリバリーを開始した。企業があの手この手で異業種に進出している。

　「自動車ブランドマスク」が提供された。飲料品メーカーが生産ラインを犠牲にし消毒液を作った。アパレルメーカーがファッション性を求めず防護用品を生産した。業種を跨ぐ実力を持つ企業が、自社の潜在的な優位性と協同能力を利用し、生産ラインを速やかに改造した。大量生産により物資の不足を補った。

　天眼査の調査・統計によると、全国で64業界の企業3000社以上が今年に入り、「マスク、防護服、消毒液、検温器、医療機器」事業を追加した。

　「私は料理店の料理長で、出前持ちでもあります」

　企業がシェアリングで人材不足を解消

　人材シェアリングは特殊な状況を受け生まれた臨時の人材使用方法だ。EC、宅配などの企業は人材不足に直面し、外食や観光などの企業の従業員は暇を持て余している。そこで両者の需要が一致した。

　人材が不足している企業は従業員を借りることで人員を補充できる。貸し出す企業は人件費の負担を減らせる。従業員は労働により報酬が得られる。最も早く人材シェアリングを行ったのはオンライン小売業界で、これが徐々に物流や製造業などの業界に広まった。

　蘇寧物流によると、蘇寧「人材シェアリング計画」が始まってから、5000件以上の申請を受け付けている。盒馬によると、3月6日まで外食、ホテル、映画館などの業界の企業約50社の「シェア従業員」約4000人が同社で勤務を開始した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年3月11日

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