義烏の感染症抑制状況が安定的に好転し、義烏国際商貿城は全面的に営業を再開し、業者は客を迎え入れ、国外からのバイヤーも急速に戻っている。うち、パキスタン、アフガニスタン、イエメン、インド、ネパールなどのバイヤーは「グループ」で数百万元の注文をし、ビジネスチャンスを探っている。
赤外線体温測定、健康コードとパスポートの提示などの一連の手順を終え、上述の5カ国から訪れた24人のバイヤーが義烏国際商貿城に入った。見慣れた風景を目にし、バイヤーたちは興奮した様子で、数百万元の商品を注文し、洋服・アクセサリー、電子機器、金属工具、ニット織物、日用品などを購入した。
市場に入ると、バイヤーは各テナントを周り価格を尋ね、交渉し、値切り、注文し、様々ななまりと言語が飛び交う。
アフガニスタンのバイヤーのチヤマールさんは、「義烏市場の休業中、私のビジネスも止まっていた。仕入れる商品はとっくに売り切れ、大量の注文を抱えていた。お客様は神様だが、義烏市場が開くまで待たなければいけなかった。義烏市場と関係があるバイヤーはみんな市場が開くのを待っていた」と述べた。
注文数、納品時期、支払方法など、30分でチヤマールさんは50万元のLED照明の調達契約を結んだ。
同様に、市場で注文したインドのバイヤーのアナンド・シンさんは、「平年と比べて、今年は市場が開くのが遅く、多くの注文が溜まっているため仕入れる量も多い。例えば、コップ、使い捨ての弁当箱、タオルなどの商品を仕入れ、10万元以上の注文になる」と話した。
長期にわたり貿易業務に従事するパキスタンのバイヤーのハリーさんは、義烏市場を毎年3~4回訪れる。「義烏は予防措置をしっかりと行なっており、市場に入る申請手続きはすぐに完了し、体温測定、マスク着用を徹底している点に安心できる」とハリーさんは述べた。
市場を繁栄させるため、義烏は『外国籍バイヤーの義烏での調達奨励に関する規則』を打ち出し、バイヤーが無料の食事・宿泊、交通手当を受けられるようにした。
ある外国のバイヤーは、「これらの政策は素晴らしく、義烏の市場繁栄に助力する決意を感じた。多くの友人に義烏での調達を勧める。義烏の市場が繁栄してこそ、バイヤーも発展し、顧客が必要とする商品も調達できる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月10日