このところの海外での急速な新型コロナ感染拡大を受け、中国への感染症の侵入リスクを効果的に防止するために、北京首都国際空港は2020年3月10日零時より、第3ターミナル(T3)Dゾーンを特別区域に指定、感染拡大が深刻な国からの到着便について集中的に停留させるとした。
10日午後に開かれた北京市新型コロナウィルス肺炎感染防止・抑制活動記者会見で、北京市政府副秘書長の陳蓓氏は、「感染拡大が深刻な国からの便で到着する乗客については全てT3-D特別区域で検疫・体温スクリーニング・個人識別情報審査・入国や乗継などの手続きを完了させ、北京に到着する他の乗客とは物理的に隔離する」と説明した。
到着客への影響を最小限に抑えるために、北京首都国際空港は「最速時間、最短経路」の原則に基づき、税関や出入国審査、公安などの部門と協力し、施設や設備の整備・システム調整・ルートの最適化・ストレステストなどを事前に完了し、業務を強化した。また、北京での滞在・国内乗り継ぎ・海外への乗り継ぎなどパターンに応じて中継エリア・集散エリア・専用通路をそれぞれ設置し、中国各省(区、市)と北京市各区で特別作業エリアを指定した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月11日