中国民用航空局(民航局)を9日に取材した記者によると、民航局はこのほど、民営航空会社の苦境を救い段階的な営業再開を進めるため、新型コロナウイルス感染対策の支援政策に関する通知を発表した。費用引き下げと負担軽減、インフラ投資の拡大、航空輸送の発展促進、行政サービスの合理化など5項目に関する政策措置16条を打ち出し、民営航空業の安定的な発展を促進する。
財政・経済政策では、航空会社による民航発展基金の納付免除といった優遇政策を実施。防疫対策中の国際航空輸送と、国務院感染予防・抑制メカニズムが定める重大輸送飛行任務を資金支援政策の対象とし、防疫対策を行う航空会社に対する補助などを進める。
費用引き下げと負担軽減では、国務院感染予防・抑制メカニズムが定める重大輸送飛行任務の費用免除などを行う。政府が管理する空港、航空管制、航空燃料などの手数料基準を引き下げ、市場ベースの手数料についても関連機関に現行基準の引き下げを促す。
インフラ投資の拡大では、関連機関による防疫対策専用固定資産施設・設備の緊急購入および開発を民航発展基金が支えるように後押しする。また、重大建設プロジェクトの着工と工事再開、民航発展基金政策の実施、航空会社の安全能力向上、航空管制、情報、燃料供給など国家、業界、公衆の利益に資する戦略性インフラ施設計画の建設を支えるため、政府の資金支援を拡大する。