中国国際貿易促進委員会(中国貿易促進会、CCPIT)が先ごろ、『企業による対外投資の国(地域)別ビジネス環境ガイドライン』の第2弾を発表したことが17日、同委員会への取材で分かった。
対象となるのは、日本と韓国、ミャンマー、イギリス、カナダ、メキシコの6カ国。企業が対象国のビジネス環境を理解し把握するのを支援し、海外投資協力の質の高い発展を促進することを目指す。
同ガイドラインはシリーズ化されており、企業による海外市場開拓の支援に関するサービスを提供するものとして知られている。同委員会は昨年12月に第1弾として、チリとフランス、インドネシア、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国を対象としたガイドラインを発表していた。
同委員会によると、ガイドラインでは対象国のビジネス環境や外資導入策、市場の潜在力、優位性のある産業を重点的に紹介しているほか、中国企業の主な投資形態や資金調達方法、リスク防止、コンプライアンス経営などについて、大量のデータや事例、注意事項をまとめてあり、企業に客観的かつ正確で実用的な情報を提供するものだという。
今年は、中国企業による対外投資の主要対象国と「一帯一路」の共同建設国に重点を置いて作成し、続々と発表していく予定だとしている。同ガイドラインに関心のある企業は、中国貿易促進会の公式サイトのトップページにある「国別ビジネス環境ガイドライン」という特別項目から見ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月18日