消費アップグレードの流れに変化なし、消費の新原動力の育成を加速
商務部消費促進司の責任者である王斌氏は「新型コロナウイルスの発生後、住民の外出が激減し、消費市場に大きな衝撃が生じた。特に2月の消費への影響は大きい。しかしそれと同時に、中国の消費は高い強靭性と活力、新たな成長源を示している」と述べた。
王氏はさらに、「新型消費及び消費アップグレードが広がり、非接触型配送、無人販売、ライブコマースなどの消費の新モデルが急成長している。AI、リモートワーク、インターネット+医療+薬局などが逆境のなか発展している。情報消費、衛生・健康用品の消費が大きく伸びている。一連の消費促進策の実施と奏功に伴い、消費は徐々に回復するだろう。感染症により中国の消費の長期安定、持続的なエスカレートという発展の流れが変わることはない」と話した。
趙萍氏は、「各地の生活サービス企業の営業再開が現在、持続的に推進されている。サービス消費の規模が効果的に拡大する。観光及び外食の消費を例とすると、感染対策期間中に住民の外食及び観光の消費の需要は効果的に満たされていない。感染状況の持続的な好転により、これまで我慢を強いられていたサービス消費が反転を迎える見通しだ」と判断した。
王氏は「商務部はさらに、自動車、家具、家電などの重点商品の消費促進策をさらに検討し発表する。同時にサービス消費を拡大し、都市部の消費を促進し、農村部の消費の質を高め、新型消費を育成し、消費促進の場を絶えず創出する」と述べた。
国家発改委就業収入分配・消費司の哈増友司長は、「新型消費は中国経済発展の新たな原動力になる。今後は新消費の育成・発展をめぐり、5Gネットワーク及びデータセンターを重点とする次世代情報インフラの整備を加速し、情報サービスのフルカバー推進に取り組む。オンライン・オフライン融合の消費の新モデルの発展を奨励し、伝統的な販売及びサービスのオンラインへのアップグレードを促進する。グリーンでスマートな製品の使用を奨励し、健康的な生活習慣の養成を促進する。大らかで慎重な監督管理を堅持し、新消費の健全な発展を推進する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月26日