中国商務部服貿司の冼国義司長は26日、各地方の実情に合わせて新エネルギー自動車の消費促進および自動車の「以旧換新」(買い換え補助金政策)などの措置を実施し、自動車消費を一段と安定、拡大する方針だと述べた。
冼国義司長は商務部の26日のオンライン定例記者会見で、「新型コロナ感染症の流行が自動車消費に一時的に影を落としている。中国自動車工業協会のまとめによると、今年1-2月の自動車販売台数は前年同期比で42%減、2月単月では79.1%減少した」と語る。
しかし冼国義司長によると、感染症の流行が制御されるのに伴い、営業再開する自動車販売店が増え、消費も回復している。中国自動車流通協会が全国8569社の4S店(ディーラー)を対象に行った調査によると、3月24日時点で、販売店の営業再開率は94.7%に上り、客数は以前の61.7%に回復した。感染症の影響を相殺するために、杭州市などは購入規制緩和などの措置を打ち出しており、消費回復促進につながると期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月27日