イェール大学の上級研究員でモルガン・スタンレー元チーフエコノミストのスティーブン・ロッチ氏は、感染症流行の影響により、米国経済は第二次世界大戦以来の衰退に陥り、しかも「これは脱出が非常に困難な低迷期」になるとの見解を示した。
国際連合食糧農業機関の専門家は先日、各国政府は感染症対策として規制措置をとり、感染症流行による買い占め、労働力不足、物流への試練は食品生産の不足、価格高騰、政府レベルの食品保護主義につながる可能性があると指摘した。同機関は、感染症流行による世界の食品サプライチェーンへの影響は4月か5月に現れると予想し、各方面に迅速に対応し、世界の食品サプライチェーンの活気を維持し、感染症による全食品システムへの影響を軽減するよう呼びかけた。
ホワイトハウス、6000億ドル規模の第4ラウンド経済刺激策を用意
禁止令を延長したことは、トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症の悪化という危機に対し、最終的に専門家の意見を取り入れ、「経済」よりも「安全」を選んだことを示す。しかし、ある関係者によると、ホワイトハウスは3月27日に打ち出した第3ラウンド緊急経済刺激策は米史上最大規模の刺激策だが、感染症流行で停滞した「米国経済の心臓」を活性化させるには不十分だと認識している。ホワイトハウスは国会の民主党員と第4ラウンド経済刺激法案の話し合いに入り、規模は6000億ドルに達し、多くの国家支援と担保貸付市場、観光業への財政支援を含むとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月2日