北京市生態環境局が発表した情報によると、今年4月1日から2021年12月31日にかけて、北京市で登録された国Ⅲ排出基準のガソリン乗用車及びガソリントラックの早期廃車もしくは転出を行った場合、所有者は政府から補助金を受け取ることができる。1台あたりの最高補助基準は2万2000元。
北京の自動車保有台数はすでに640万台にのぼっている。その排気ガス汚染は、大気環境の品質に大きな影響を及ぼす主な要因になっている。そのうち老朽化した自動車の排気ガス汚染問題が特に深刻だ。北京の国Ⅲ排出基準のガソリン車は現在約23万3000台で、ガソリン車保有台数の4.4%だが、排出される揮発性有機物、窒素酸化物はガソリン車全体の約10%を占めている。計算によると、国Ⅲ排出基準のガソリン車を国Ⅳ排出基準のガソリン車に買い替えた場合、1台あたりの揮発性有機物及び窒素酸化物の排出量を90%削減できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月9日