北京市、観光消費の比率引き上げ質の高い観光産業を育成へ

北京市、観光消費の比率引き上げ質の高い観光産業を育成へ。

タグ:観光消費

発信時間:2020-04-10 16:09:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京市は9日、『北京市の全国文化センター建設推進のための中長期的計画(2019年-2035年)』を発表した。同市はこの中で、消費の高度化という変化に適応し、「きめ細やかで差別化され、カスタマイズされた特色ある旅行商品」を創出して、観光客の体験度と満足度を高める方針を示した。2035年までに、観光消費は北京市の消費額全体の30%以上を占め、同市のインバウンド客数は約1000万人に達する見通しだという。

 

 北京市統計局と国家統計局北京調査総隊が先月発表した『北京市2019年国民経済・社会発展統計公報』によると、2019年の北京市は旅行者受入数は3億2200万人、総観光収入は6224億6000万元に上った。うちインバウンド客数は376万9千人だった。文化と観光の融合が進む中、北京市の文化と関連産業の優位性が顕在化し、「文化+観光」の産業規模がさらに拡大するとみられる。

 

 同計画では、北京市を中国文化の魅力あふれる世界的な観光都市に育てることを提案。首都の奥深い文化と資源の優位性に基づいて、世界的な影響力と競争力を持つ資源システムとサービス施設システム、産業システムを構築する考えを示した。

 

 観光を首都経済発展の新成長エンジンに据えるため、北京市では観光分野における供給側構造改革を推進する方針だ。観光経済プラットフォームの構築や、主要な文化観光プロジェクトの育成、影響力のある文化観光企業の育成を図るほか、「専、精、特、新(専門的、きめ細かい、特別な、新しい」という特徴を備えた中小の観光企業を育成し、旅行商品の文化的要素や技術水準、環境への配慮をさらに高め、観光客の経験度と満足度を高めるとしている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月10日

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