サウジアラビアが主催する「OPECプラス」緊急テレビ会議が中国時間4月13日に終了した。サウジアラビアの多くのメディアは、参加した各国は、第一段階で今年5月から6月に1日あたりの原油生産量を970万バレル減らすことで合意したと伝えた。これは「OPECプラス」メカニズムの発足以来、最大規模の減産協議となる。
サウジアラビアとロシアなどの国が9日に開いた「OPECプラス」緊急会議で、初期的な減産意向に達し、5月と6月の2カ月で日量1000万バレル減産することになったが、メキシコは自国の日量40万バレル減産に不満を持ち、日量10万バレルのみ減産可能とし、実行されなかった。今回の会議で、参加各国はメキシコの日量10万バレル減産に同意した。
協議によると、減産計画は2020年5月から2年間実施し、2021年12月に関係国が再審査する。「OPECプラス」メカニズムは2016年に設立され、サウジアラビアが主導するOPECとロシアなどの非OPEC石油生産国の計23カ国で構成されるが、世界最大の石油生産国である米国は参加していない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月13日