注目すべきは、意見募集稿で政府が初めて再生可能エネルギーをエネルギー開発の優先分野として位置付けたことで、風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギーの大規模な発展に大きな追い風となる点だ。「再生可能エネルギーを如何に開発し処理するかについて、一連の法的な規定を整備したことが、意見募集稿の最も優れた点だ」。華北電力大学教授でエネルギーインターネット研究センター主任の曾鳴氏はこう指摘した。
エネルギー法発表の意義は大きいが、今後どのように実施を推進するかが更に重要だ。事実、再生可能エネルギーの開発利用を促進するために、中国は2006年に『中華人民共和国エネルギー法』を打ち出したが、10年以上経っても法規と法規の相互協調が不十分で、徹底できないなどの問題が残ったままだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月13日