「長いこと家に閉じこもっていたので外出して気晴らしをしたい」「マスクをしてピクニックに行く」。感染症流行後初の連休となった先日の清明節に、多くの観光地で行われた「無料ツアー」が観光市場を盛り上げ、観光客が大幅に増えた。
美団研究院がこのほど発表した「2020年清明節観光消費回復ビッグデータレポート」によると、今年の清明節連休中に国内観光業は大きく回復し、ローカルツアーや省内ツアーが盛り上がり、「安心ステイ」「安心レジャー」が観光客の人気を博した。
美団はこれまでに、20万軒超の「安心ステイ」ホテルと民泊施設、3200社超の「安心レジャー」観光地と提携し、期間3カ月で全国350都市を網羅する「安心お出かけフェア」を開始し、「安心」をキーワードに観光消費の回復を図っている。
安心ツアーが観光客に人気の理由は、外出したいという欲求を満たすだけでなく、旅行中の安全が確保されているためだ。また、安心ツアーは観光サービスの改善を重視しており、観光体験を高めたい消費者のニーズと合致する。
レポートの分析によると、清明節の「安心ステイ」ホテル販売客室数の伸び率は非安心ホテルの1.6倍、「安心ステイ」民泊予約件数の伸び率は非安心民泊の1.7倍、「安心レジャー」観光地の来訪者数は非安心観光地の2.1倍に上った。
観光客が安心して遊び、安心して宿泊できることが観光消費を効果的に促進することは事実が証明している。
安心ツアーは、観光業のサービス向上と口コミ構築に効果がある。感染症流行の影響で以前に比べ観光客が減少した観光地では、サービスを改善すると共に観光客が喜ぶ観光プロジェクトの開発を模索している。