「4月中旬時点で、湖北省で建設中の重大水利プロジェクト工事再開率は100%となった。3976人の作業員が職場に復帰して、その率は99%に達し、営業と生産の再開が順調に進んでいる」。湖北省水利庁党組成員で副庁長の李静香氏は20日、同省の新型コロナウイルス防疫対策指揮部が開催した第79回記者会見でこのように話した。
湖北省では現在、国家重大節水供水プロジェクト172件に含まれる重大水利工事5件が進められている。鄂北水資源配置工事、碾盘山水利水電ハブ工事、洪湖東分块畜洪工事、荆江分洪区近期重点プロジェクト、黄盖湖防洪治理工事という5件のプロジェクトは、総投資額が概算で302億元に上る。
李静氏は、2月下旬以降に湖北省水利庁がテレビ会議などを通じて重点水利工事を進め、段階的な工事再開を指導したと説明。各級水利担当者、プロジェクト法人、請負機関が工事再開の計画と手段を検討し、緊急対応プランをまとめた。3月6日に黄盖湖防洪治理工事(湖北部分)の「再開ボタン」が押されたのに続き、その他の重大プロジェクトも工事を再開。3月25日には、荆江分洪区近期重点プロジェクトも鉄筋組立とコンクリート打設を開始し、湖北省の建設中重大水利工事は全て再開されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月22日