中国旅游研究院の発表によると、今年の清明節連休の国内旅行者は4325万4000人に達した。携程が発表した報告はこれをもとに、メーデーの旅行者は清明節の2倍以上になり、今年は初の本当の小さな旅行ピークが現れると予想した。
文化観光部と衛生健康委員会はこのほど、『観光地感染症予防と安全かつ秩序ある開放作業に関する通知』を発表し、景勝地に予約制度を構築し、時間差観光予約を実施するよう求めた。
携程の入場券ビッグデータ統計によると、予約可能な景勝地の数が最も多い都市は浙江、江蘇、広東、山東、四川、河南、雲南、安徽、広西、江西。
馬蜂窩がまとめた『五一連休旅行傾向報告』の国内10大人気景勝地では、トップ3が稲城亜丁、蜈支洲島旅行風景区、太湖黿頭渚風景区で、西渓国家湿地公園、仙女山国家森林公園、洱海、拈花湾、千島湖風景区、黄山風景区もランクインした。
携程の報告は、風景名所人気トップ10は西安鐘楼、秦始皇兵馬俑博物院、南京総統府、楽山大仏、台児荘古城、拙政園、八達嶺長城、都江堰景区、大唐芙蓉園、虎丘になると予想。
注意すべきは、メーデー連休に景勝地を訪れる場合は、前日までに予約する必要がある点である。
人の密集防止 多くの景勝地が措置を緊急調整
景勝地は人が密集しやすく、「予防優先と人数制限を堅持し、入場管理と人の密集防止を強化」することが公式的に強調されている。これを受け、各地の景勝地は迅速に措置を講じ、開放スペースの調整、入場数の上限要求の実行、観光予約の実施などを進めた。
多くの地域が有給休暇を奨励
感染症流行の影響に対応し、観光業の早急な回復を進めるため、河南、四川、浙江、黒龍江、新疆などは有給休暇の実施を打ち出し、ある地区は「夜間経済」などの発展を支持している。
業界関係者は、関係部門は休暇スケジュールを合理化し、労働者の有給休暇制度を実施し、時間差休暇やフレックスタイム制を奨励すると同時に、より上質のレジャー旅行商品の開発に尽力すべきとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月22日