香港メディアは国際空港機関の代表の言葉を引用し、アジアの空港は新型コロナウイルス感染症の流行から約4カ月後に「低迷期」に入り、利用客は昨年の5%になったと伝えた。
香港紙『南華早報』ウェブ版の4月20日の報道によると、国際空港評議会(ACI)アジア太平洋部門は、4月中旬時点で「主要航空市場」の18ターミナルの新データを見ると、利用者は前年同期比95%激減したと明かした。
世界範囲の一連の渡航規制措置、例えば住民以外の禁止令、乗り継ぎ禁止令、入国者の強制隔離措置などにより、多くの人が渡航をキャンセルし、航空会社と飛行機にダメージが及び、航空業は危機に陥っている。
ACIアジア太平洋部門の責任者のステファノ・バロンチ氏は、「アジア太平洋地区の旅客数は低迷期に入った。空港は苦しい運営の決定に迫られ、ターミナルと滑走路の全面的または部分的な閉鎖、および第一線の減員などを実施した。これらの厳しい措置をひっくり返すには時間がかかり、全面復旧は容易いことではない」と述べた。
バロンチ氏のチームはアジア太平洋地区と中東地区の49の国と地域にある602空港の113のメンバーを担当している。
国際航空運送協会(IATA)は以前、航空会社の今年の航空券販売関連の損失額は3140億ドルに達すると予想した、4月初めのデータによると、世界の航空交通業務は年初めより80%低下した。