サウジアラビア保健省が主催した20カ国・地域(G20)保健相ビデオ会合が19日に開かれ、各国の保健担当大臣は防疫対策の経験や新型コロナウイルスに対する防疫措置を共有すると共に、防疫対策の新たな措置について話し合った。
中国国家衛生健康委員会主任の馬暁偉氏は、中国の防疫対策の経験と国際協力の状況を紹介。同氏は、3カ月あまりにわたる苦難に満ちた努力を経て、中国本土の感染拡大が基本的に断ち切られ、生産と生活の秩序回復が加速していると話した。
馬暁偉氏は、中国が新型コロナウイルスに関するG20首脳テレビ会議でまとめられたコンセンサスを積極的に実行する方針を明らかにした上で、各国に対し、世界保健機関(WHO)による指導と協調の役割発揮を引き続き支え、防疫対策の国際協力を進めることで、衛生システムが脆弱な国の対応力を高める手助けをすることを呼びかけた。
会合後に発表された声明では、新型コロナウイルス感染の大流行で世界の公共衛生システムの脆弱性が露呈するなか、情報共有と協力団結によって対応力と準備状況の格差を埋め、世界の衛生システムの有効性を高める必要があると強調された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月22日