中国工業情報化部(工信部)を21日に取材した記者によると、2020年第1四半期の全国通信事業収入は小幅に増加し、前年同期比1.8%増の3383億元だった。伸び率は前年同期を0.8ポイント上回っている。
業務別で、第1四半期は固定通信、データおよびインターネット、固定付加価値およびその他業務の収入がいずれも引き続き増加した。うち三大通信事業者の固定通信業務収入は前年同期比9.8%増の1159億元で、伸び率が昨年末に比べ2.5ポイント上昇。また、三大通信事業者の固定・モバイルデータ業務とインターネット業務の収入はそれぞれ7.3%増、3.8%増となり、全体に占める割合と前年同期比の伸び率がいずれも0.9ポイント上昇、通信事業収入の伸び率をそれぞれ1.2ポイント、1.7ポイント引き上げ、通信事業収入の安定的な伸びを支える大きな柱となった。
さらに、固定付加価値およびその他業務収入も伸びが加速し、通信事業収入を増やす新たなエネルギーを注入した。第1四半期は感染症流行の影響を受けて、通信事業者がインターネットデータセンター、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などの新興業務を積極的に展開し、固定付加価値およびその他業務収入の伸び率を高めた。三大通信事業者の固定付加価値業務収入は18.9%増の439億元と、伸び率が1-2月に比べ2.2ポイント上昇し、通信事業収入の伸び率を2.1ポイント引き上げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月22日