先ごろ開催された中共中央政治局会議で、マクロ政策を強化して感染症流行の影響に対応する方針が示された。積極的な財政政策の成果を拡大し、穏健な金融政策の柔軟性を高める。
防疫対策と経済・社会発展という「二つの勝利」をつかむことが、地方政府の大きな課題となっている。中央政府は再三、「マクロ政策」の重要な作用を強調してきた。今回の中央政治局会議で、マクロ政策を強化して感染症流行の影響に対応する方針が打ち出され、マクロ政策の基調、方向性、目標が示されたことで、経済の持続的かつ健全な発展と社会全体の安定に強大な自信と原動力が注入された。
感染症の流行に対し、反循環調整のマクロ政策は、経済運行が合理的な水準から逸れることや、短期的なショックによってトレンドが変化することを防止するために必要な措置となる。「積極財政」と「穏健な金融」という二大マクロ政策を基盤に、中央政府は「成果の追求」と「柔軟性の拡大」を打ち出し、強度と柔軟性を高めることで営業と生産の再開、商業と市場の回復、内需の拡大につながる条件を創造し、政策の余地を切り開いた。また、「六穏(就業、金融、貿易、外資、投資、マインドの安定)」から「六保(就業、民生、市場主体、食料・エネルギーの安全、産業・サプライチェーンの安定の確保)」まで、マクロ政策において民生と就業を最優先とすることが、マクロ経済を安定させるための注力ポイントとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月28日