北京市文化観光局一級巡査員の周衛民氏は27日に開かれた北京市新型コロナウイルス防疫対策の記者会見で、今年の「五一(5月1日の労働節)」連休中に同市内の観光名所で防疫対策を優先する方針を明らかにした。数量制限による開放と秩序ある開放の実施によって無秩序な開放を防止し、市民に適度な都市観光および郊外観光ルートを提供することで、大勢の市民が安全に北京の中心部及び郊外を観光できるような環境を整える。
周衛民氏によると、北京の観光名所は五一連休中、厳格な実名予約制を実施。インスタントメッセンジャー、スマホ端末、観光地公式ウェブサイト、電話予約といった多様なチャンネルを通じ、時間帯ごとの観光予約を行い、観光客の入場間隔を保つと共にピークシフト観光を導入することで混雑を防止する。
北京の観光名所は五一連休中、屋外区域のみを開放し、屋内区域は開放しない。受け入れる観光客数の総量規制と数量制限を行い、観光客の密集と入場者数の超過を防ぐ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月27日