菜鳥がライフライン開通 救援物資を150以上の国と地域に配達

菜鳥がライフライン開通 救援物資を150以上の国と地域に配達。

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発信時間:2020-05-03 16:02:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新型コロナウイルス感染症の流行後、中国の多くの企業が最前線に立ち、各項目の防疫措置を迅速に制定し実行し、実際の行動で企業としての責任を示した。菜鳥網絡科技有限公司(以下、菜鳥)もその1つである。菜鳥はインターネット会社で、2013年にアリババグループが筆頭となって設立し、技術革新と効率的連携を通した四方に繋がる物流ネットワークの構築に専念し、世界200以上の国と地域で業務を展開し、業者と消費者の世界での売買を保障している。

 

宅配業務の復旧、湖北経済の発展を後押し

 

 菜鳥の史苗副総裁は先日、中国網の取材に応じ、菜鳥と物流パートナーは武漢と湖北の大部分の商品の発送と宅配業務を継続し、2月と3月だけで湖北省発着の商品は10万トンに達し、湖北省の物資出入りの主なルートになったと話した。菜鳥は4月7日、物流パートナーと連携し武漢と湖北の宅配業務を円面的に再開したと発表した。彼らは湖北省のネット販売商品の7割の輸送を請け負い、菜鳥は技術支援などの多種のサービスを提供した。専門家は、宅配業務の復旧は湖北省の商品販売、さらには景気回復の大きな原動力になったと話す。

 

中国内外の双方向物流ルートの開通、世界の業者の業務再開をサポート

 

 発表済みの情報によると、感染症流行により世界50社以上の航空会社が運休を決め、運休便は数万便に達した。国際貨物輸送において、旅客機貨物室での輸送量は約50%を占める。旅客機の運休は、貨物輸送能力がゼロになることを意味する。

 

 菜鳥の総裁補佐で速売通輸出物流事業部の責任者の熊偉氏によると、菜鳥が3月と4月に運行したチャーター機は200本に上り、国際便輸送を全面的に保障した。感染症流行期間、菜鳥は杭州からクアラルンプールまでのチャーター機、深センからイスラエル・テルアビブまでのチャーター機も運行し、菜鳥が業務展開するイスラエルのeHubや欧州トラックネットワークなど重要な結節点を含む世界の物流ネットワークを通じ、中国の越境取引業者の普段通りの世界取引を保障した。4月1日までに、菜鳥が世界に輸送した救援物資は1億件を超え、中小企業向けに運行した貨物輸送チャーター機は100本に上った。

 

 世界の貨物輸送を保障するため、菜鳥は世界50社以上の宅配、航空、通関、倉庫管理、配送などの物流企業を参入させた。一部の物流サイトが貨物受け取りを停止し、その他の経済類の物流が停止してから、菜鳥の貨物輸送チャーター機と「スーパー経済物流」は中小企業の世界への発送を保証した。また、39の国と地域から中国に救援物資7000点以上を返送し、150以上の国と地域かに医療物資6000万点以上を配達した。そのほか、多くの国と地域への救援物資輸送は今も続いている。

 

 世界の多くの国際線が運休となる中、菜鳥は通常運営する数少ない世界物流ネットワークとなり、世界各地への救援物資輸送にライフラインを開通させ、景気回復を後押しする大動脈となった。

 

全力での対応は当然のこと

 

 アリババ創始者の馬雲氏は、過去2カ月の経験について、真剣に全力で対応すれば、感染症の蔓延を抑制できると話した。菜鳥の万霖総裁は以前、メディアの取材に対し、「配達が速ければ、そのぶん多くの命を救える可能性がある。輸送回数が1回増えれば、そのぶん多くの貿易企業を助けられる可能性がある。菜鳥は7年でグローバル化した物流とサプライチェーンを構築し、肝心な時期に行動するのは当然のこと」と述べた。これは、菜鳥が感染症流行期間も重責を担った根本的な理由だろう。

 


 会社の「ポスト感染症流行時期」の越境物流発展計画について、熊偉氏は、「データを見ると、海外のEC消費は増加し続けている。菜鳥国際は海外のeHub、トラックネットワーク、倉庫などのプロジェクトを引き続き建設し、世界の物流ネットワークの安定を保障し、中国の中小越境取引業者の商品の世界への発送をサポートしていく」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月3日


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