中国農村がインターネット時代に突入

中国農村がインターネット時代に突入。中国の農村で農産物のオンライン販売、クラウド耕作などデジタル新技術の導入が加速し、農民の生産・生活方式を変えると同時に、農村経済の巨大な潜在力を掘り起こした…

タグ:インターネット

発信時間:2020-05-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 感染症の流行中に、中国の農村で農産物のオンライン販売、クラウド耕作などデジタル新技術の導入が加速し、農民の生産・生活方式を変えると同時に、農村経済の巨大な潜在力を掘り起こした。中国の農村は、インターネット時代に突入しつつある。


 湖北春茶が収穫期に入り、湖北省宜昌では今年、3万トンの春茶が販売されようとしていたが、販売店はどこも営業していなかった。


 製茶企業は、オンラインでの販売を検討したが、実店舗へ卸すことが習慣化されていたため、オンライン販売は容易ではなかった。


 そこで、現地の農業部門は企業、EC事業者と共に検討を重ね、オンライン販売の特徴に合わせ、少量かつ簡易包装の製品を準備し、価格も100元以内に抑えた。オンライン販売額が1000万以上に達した政府には4%以上の補助金が交付されるため、売れば売るほど補助金が増えると同時に、50%の配送補助金も交付される。EC事業者も、春茶のイメージキャラクターとして製茶農家をライブ配信に招いた。


 関係者の努力によって、宜昌春茶の販売量は計画の80%を超えた。湖北春茶だけでなく、広西のキンカン、山東のリンゴなど、感染症の流行が農産物の生産・販売デジタル化を加速。政府も各種措置を打ち出し、農産物のオンライン生産および販売のマッチングを促進している。現時点で、全国のデッドストック農産物販売量は70万トン、オンライン取引件数は延べ1500万回に上った。中国の農村では感染症の流行中に、農産物のオンライン販売だけでなく、クラウド耕作、リモートヒアリング・研修といったインターネット・デジタル新技術の導入が加速した。

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