中国の惑星探査、なぜ火星が最初なのか

中国の惑星探査、なぜ火星が最初なのか。

タグ:火星 惑星探査

発信時間:2020-05-05 09:50:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 5年目となる4月24日の「中国宇宙の日」に、注目を浴びる中国初の火星探査任務の名称「天問1号」が明らかになった。中国の惑星探査はなぜ火星を最初に選んだのだろうか。


 中国初の火星探査プロジェクト副チーフデザイナー兼地上応用システム総指揮、中国科学院国家天文台副台長の李春来氏は、「火星は太陽系の中で地球に近く、自然環境が地球と最も似ている惑星の一つで、常に人類の新宇宙探査の注目点となっている。1961年から現在にかけて、人類はすでに火星探査活動を45回実施しているが、成功・一部成功は22回のみ」と述べた。


 「月を除くと最も注目されている天体は火星と言える。中国初の自主的な火星探査は、火星の生命の存在や変化の過程などの問題について探究し、かつ地球の変化の歴史を理解し、地球の未来の変化のすう勢を予測することができる。またこれにより人類の新たな生存空間の開拓に向けた潜在的なターゲットを模索できる」李氏は火星探査・研究の最終目的は、地球及び人類社会の持続可能な発展への貢献と述べた。


 計画によると、中国は今年初の火星探査任務を実施する。1度の打ち上げで火星周回・着陸・巡視を実現し、火星全体の総合的な探査を実施し、さらに火星表面の重点地区の巡視・観察を行うことが目標だ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月5日

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