文化・観光部が5日発表した情報によると、今年のメーデー連休期間中(5月1−5日)の中国の国内観光市場は平穏かつ秩序正しかった。全国の国内観光客数は延べ1億1500万人で、国内観光収入は475億6000万元にのぼった。
文化・観光部の統計データによると、5日の全国の国内観光客数は延べ1023万1000人で、国内観光収入は43億3000万元。
文化・観光部弁公庁の関連責任者によると、新たなサービス及びガバナンス手段であるスマート観光が5日間の連休中、平穏かつ秩序正しい観光の保証に向け重要な力を発揮した。「武漢戦疫」微信小程序(WeChatミニプログラム)は「人気スポット観光客数」機能をリリースした。観光客は黄鶴楼や漢口江灘など市内14カ所の人気観光地、ビジネス街の当日の観光客数をリアルタイムでチェックできた。各観光地の飽和度の趨勢が示された。
情報によると、各地はスマートプラットフォームを十分に活用し、観光地の各種管理及び観光客受入活動を統一的に指揮した。電子非接触サービス、「健康コード」の事前検証などの措置により、人員密集リスクを下げた。広西チワン族自治区は情報監視プラットフォームにより、各観光地の観光客の動きをリアルタイムでチェックした。観光客数が観光地の最大支持能力の20%に達すると第1回警報を発令し、26%に達すると第2回警報を発令し、30%に達するとチケット販売と観光客の入場を停止した。
今年のメーデー連休中、農村旅行や周辺旅行などの近距離旅行が好評を博した。豊かな文化・観光イベントが観光客に多彩な連休体験をもたらした。河南省開封市では、黄河生態回廊実証ベルトや朱仙古鎮などの農村観光地が多くの市民を集めた。江蘇省は新メディアや仮想現実(VR)などの手段により、2120のオンライン風景観賞、展示会、観劇などのイベントを催した。大衆演芸の観光地進出、無形文化財の観光地進出、園林実景上演、無形文化財オンラインPRなどのイベントを次々と開催し、連休市場の商品の供給を豊かにし、さまざまな水準の観光客の需要を満たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月6日