上海ディズニーランドの営業再開は、財務状況が悲惨なディズニーにとって「強心薬」となる。
現地時間5月5日、ディズニーの株価は2.05%下落し101.06ドルとなった。財務報告の発表以降、ディズニーの株価は2%下落。5日の取引終了時点で、今年に入って30.13%下落し、時価総額は820億ドル縮小した。
ディズニーのボブ・チャペックCEOは、「新型コロナウイルスの大流行は一部の業務に大きな影響を及ぼしたが、我々はこのような妨害に耐える能力があり、そこから抜け出し有利な地位に立つ自信を持っている」と述べた。
10万人以上の従業員の給与支払いを停止
感染症が蔓延する中、ディズニーランドの業務が停止し、従業員の待遇にも影響が及んだ。
米ABCの4月11日の報道によると、ディズニー社はフロリダ州のオーランド・ディズニーワールドの従業員4万3000人を翌週から無給休暇にし、約200人のみを必要な作業に従事させると発表した。
英フィナンシャル・タイムズは4月20日、新型コロナウイルス感染症の影響で、ディズニーは今週から全従業員の半数を占める10万人以上への給与支払いを停止することを決めたと報道。数千人の役者への給与支払いを停止することで、ディズニーはテーマパークとホテルの出費を毎月5億ドル削減できるという。
従業員への給与支払いの停止以外に、ディズニーのボブ・アイガーCEOは3月、感染症流行期間の全報酬を断念すると発表した。アイガー氏は社内で最も報酬が多い経営陣の1人で、昨年の報酬は4750万ドルだった。ボブ・チャペック氏も、感染症流行期間は報酬の半分のみを受け取る意向を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月7日