中国系企業、感染症流行中もカンボジア経済の回復を後押し

中国系企業、感染症流行中もカンボジア経済の回復を後押し。

タグ:中国企業

発信時間:2020-05-10 15:32:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新型コロナウイルスの感染流行による影響が広がり、観光業の停止、欧米ファッション企業による発注取消、航空輸送量の急減などによって、カンボジア経済は大きな試練に直面している。こうしたなか、中国系企業はカンボジアで投資と生産を継続し、カンボジアの人々と共に困難克服に努めており、カンボジア経済回復の原動力を提供し、その基盤を築いた。

 

 在カンボジア中国大使館を取材した記者によると、今年第1四半期の中国とカンボジアの貿易総額は前年同期比1.7%増の20億3000万米ドルだった。カンボジアの公式統計によると、今年1-4月のコメの対中輸出量は前年同期比28%増の12万2000トンに上った。

 

 在カンボジア中国大使の王文天氏は先ごろ『新華社』記者の取材に対し、感染症流行の影響を受けて人員と物資の越境流動が滞っているため、サプライチェーンが正常に戻らず、経済協力の難易度も上がったと話した。それでも中国とカンボジアの経済貿易協力が長期的に前進するファンダメンタルズは変わっておらず、粘り強さを示していると説明。防疫対策を進めながら、中国とカンボジアの経済貿易協力が柔軟かつ着実に進んでいるとしている。

 

 また、中国とカンボジアが共同建設する「一帯一路」重点プロジェクトと民生貢献プロジェクトが防疫対策中も着実に進んでいる。プノンペン-シアヌークビル高速道路は工事が進み出し、完成すれば首都経済圏とカンボジア最大深水港のシアヌークビル港をつないでカンボジアの物流効率を高め、交通所要時間を短縮する見通しだ。中国が建設を支援するカンボジア新国立競技場は仕上げの段階に入っており、2023年東南アジア競技大会のメイン会場となる予定のほか、トボンクムン州の病院はすでに建てられた。カンボジア郵政省と5G提携を深めている華為は、現地の通信事業5社とネットワーク試験を終え、カンボジアの5Gネットワークの早期建設を支えている。

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