中国各地は新型コロナウイルスの感染予防•抑制に取り組むと同時に、企業の操業再開に全力を挙げて取り組み、日常生活が徐々に正常に戻りつつあります。
5月6日、西南部に位置する四川省成都市の東部新区では、51件のメガプロジェクトが一斉に着工し、産業とインフラ施設、公共サービス施設などの分野が含まれ、投資総額が2300億元余に上るということです。
四川省成都市東部新区メガプロジェクト処の鐘廷玉処長は、「プロジェクトの建設は必ずや成都東部新区の生態景観と産業クラスターのいち早く完成を推進し、都市機能の継続的な向上を促すことができるだろう」と述べました。
また、プロジェクトの速やかな着工と稼働を促進するため、広西チワン族自治区の南寧市、河池市などではプロジェクトの審査手続きを簡素化し、契約から着工建設までに所要する期間を以前の3カ月から3日までに短縮しました。
企業の操業再開の加速と共に、人々の生活も徐々に正常に戻っています。江蘇省で、文化、観光、飲食とショッピングなど多元的な業態からなる「夜間経済(ナイトタイムエコノミー)」は、消費のハイライトとなりつつあり、夜間経済のポテンシャルが日増しに顕著になっています。
河北省では、中学3年生は7日から学校での授業が再開しました。学校は時間をずらしての登校や、小人数での授業などのほか、教室や寮、学食などに対して毎日少なくとも2回消毒作業を行うことで安全確保に取り組んでいます。
「中国国際放送局日本語版」2020年5月10日