両国の防疫対策における協力については、新型コロナウイルスの感染流行が、マレーシアと中国の二国間関係に強固な土台があることを示したと指摘。マレーシアで感染流行の拡大後、中国政府が派遣した防疫医療専門家チームはマレーシアで複数の医療機関、公立大学および研究機関を視察した上、何度も開かれた防疫対策テレビ会議で経験を共有し、マレーシアが秩序ある防疫対策措置を講じる助けになったとしている。
同氏は、困難な時期の鍛錬を経てマレーシアと中国の二国間関係がより緊密になったと強調した。「両国の関係は今年、さらにハイレベルなステージに向かうだろう。実際に我々は、新しい情勢が生み出すチャンスを十分に活かして、この目標を達成しなければならない」。
また、防疫対策の厳しい時期に中国がマレーシアを含む「一帯一路」共同建設の関連国と助け合っていると話した。「一帯一路」構想は、世界経済の回復を後押しし、例えば科学技術の運用で観光業の発展回復と公共衛生問題の解決というバランスをどのようにとるかといった感染流行が引き起こした厳しい問題を解決するための条件を創造すると説明。「一帯一路」構想に参加する多くの国はこうした分野の優位性を持っており、同構想が問題の解決において誘導作用を発揮するに違いないとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月25日