新技術で新たなチャンスの扉を開く――製造業のモデル転換と高度化を議論=全人代代表

新技術で新たなチャンスの扉を開く――製造業のモデル転換と高度化を議論=全人代代表。

タグ:中国製造業

発信時間:2020-05-28 14:19:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「製造業の高度化推進」「産業インターネットの発展」「スマート製造の推進」――今年の政府活動報告の製造業に関する様々な計画はいずれも「技術的な実用価値」が高いものばかりだ。「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)期間中、新技術を如何に運用して危機の中から発展への新たなチャンスを見い出すとともに、製造業のモデル転換と高度化を推進し、質の高い発展を実現するかが両会代表たちの議論の的となっている。


 全人代代表で珠海格力電器股フェン有限公司董事長の董明珠氏は、「革新力が企業に危機に直面しても恐れない闘志を与える」とし、「格力電器は2020年第1四半期に300億元以上の販売機会を失ったが、慌てる必要はなく、発展の途上には変動もある」との見方を示した。董明珠氏は「同社には4000件余りの独自開発した特許技術がある」とし、「我々の生産ラインにはすでに多くの独自開発したスマート装備が設置されており、今後も自動化とロボットの分野を拡大していく。我々にはコロナ禍の影響に対処する自信がある」と説明した。


 「向こう10年は、技術が建設機械産業の再編のカギになる」。全人代代表で広西柳工集団有限公司董事長の曾光安氏は、「スマート化・産業インターネット・ビッグデータ・新エネルギーなどの新技術が産業で広く応用されるのに伴い、新技術が企業の核心競争力となる」との見通しを示した。


 「現在はスマート消費財が多いものの、スマート産業製品は少ない。我々が開発した5Gリモート無人ホイールローダーは2000キロ離れた北京から遠隔操作できる。新型コロナ発生前はこのような需要はまだまだ先だと思っていたが、現在はそれほど先のことではないと感じる」。曾光安氏は、「今年は年初より、産業ロボット・自動化生産ラインなどスマート製造システムのおかげで同社は一躍有名となり、主要製品の生産ラインの成長ぶりは業界全体を上回る」と語る。

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