中国鉄建股份有限公司を取材した記者によると、中鉄二十二局集団三公司が施工を請け負う中国最長の海底共同溝である厦門翔安新空港区域地下総合共同溝が完成した。
中鉄二十二局集団プロジェクトマネージャーの温春栄氏は、厦門翔安新空港区域地下総合共同溝プロジェクトの埋設深さが最大20m、断面積が最大32.76㎡に上ると紹介。共同溝には、電力、通信、給水、再生水、ガス、雨水、汚水、制御、識別などの管理システムが入ると話した。
海底部分の建設では、管推進で1m進むごとに50㎥の泥水が出たと説明。プロジェクト施工担当者がグリーン施工を行い、廃棄泥水分離など複数の技術を採用して効果的に廃棄泥水の体積を濃縮し、水循環によって排出することで、海中への廃棄泥水ゼロ排出を実現したとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月29日