企業のセンチメントも若干改善している。同PMI構成指数のうち、製造業の事業見通しを示す生産経営活動期待は57.9と前月を3.9ポイント上回った。業種別では、食品・酒・飲料・茶、石油加工、専用設備、自動車などの業種は生産経営活動期待が60を上回り、向こう3カ月の事業見通しを概ね良好とした。
企業規模別では、大企業のPMIは51.6と前月を0.5ポイント上回った一方、小規模企業は50.8と前月を0.2ポイント上下回った。
中国物流情報センターのアナリスト文韜氏は「大企業が先行する形で事業活動を回復させている。生産、受注とも前月を大幅に上回るなど、製造業全体の安定した回復を効果的に支えている。小規模企業の活力も若干強まっており、先ごろの中小・零細企業向けの支援策もあって需要も増加している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月1日