米新エネ車メーカー・テスラの株価(終値)が10日、9%高の1025.05ドルに達した。時価総額はトヨタの1820億ドルを超える1900億ドルに達し、時価総額が世界一の自動車メーカーになった。テスラの株価は今月に入り20%高騰している。ところが11日の米株式市場の取引開始後には2%超も下落した。
米マーケット・ウォッチは、テスラ株の高騰は短期的に、同社のマスクCEOが新型新エネトラック「セミ」の量産化の全力推進を指示したことと関係していると分析した。テスラのSUVが先ほど発売され、中国でモデル3の量産化が実現され、欧米で新工場の設立先の選択に入ったといった情報により、テスラが注目を浴びている。
米国の株価は現在、新型コロナ及び人種差別への抗議デモのショックを受け、米国のファンダメンタルズから乖離していると指摘する声もある。テスラなどのテック銘柄に資金が押し寄せ、バブルの危険がある。
テスラに関しては物議も絶えない。マスク氏は先月、カリフォルニア州現地の防疫命令を無視し、テスラの工場の生産維持を強行した。マスク氏は先ほど米証券取引委員会の調査を受けた。最近のテスラ株の急騰についても、株価が上がりすぎると良くないと発言したが、米証券取引委員会との合意に違反した可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月12日