6月10日、国家統計局が5月の中国のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)のデータを発表した。それによると、5月の中国のCPIは前年同期比で2.4%上昇し、伸び率は前月より0.9ポイント縮小し、8カ月ぶりに2%台に反落した。PPIは前年同期比で3.7%低下し、下げ幅は前月より0.6ポイント拡大した。
目下、CPIの傾向を決める要因は主に食品価格にある。PPIの前年同期比低下は主に前年の基数が高いことが影響している。
国内の防疫情勢が全般的に安定を維持する中、操業再開・生産再開が秩序よく推進され、市場需給状況は一層改善された。年間では物価が合理的な範囲内を推移し、CPIが3.5%前後という所期目標を大きく突破することはないと予想されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月11日