航空会社が「年間パス」を販売、航空市場の活気を取り戻すか?

航空会社が「年間パス」を販売、航空市場の活気を取り戻すか?。

タグ:航空会社 年間パス

発信時間:2020-06-29 13:55:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国東方航空の商品「随心飛」(自由気ままにフライトの意)が27日と28日に初の土日を迎えた。初めて利用した旅客は、6万5000枚以上の搭乗券を手にした。東方航空が今月18日に販売を開始すると飛ぶように売れ、すでに10万枚以上の搭乗券が配られている。


 同商品は今月18日に発売。旅客は3322元を支払えば、年内に回数無制限で東方航空の土日の国内便の搭乗券と交換できる。


 東方航空の関連責任者は「商品は航空会社の現在の輸送力資源を活用し、旅客の新たな移動の需要を生み出す。多くの消費者、航空会社、観光サービスなどの関連産業に利益をもたらし、経済発展の安定的な回復を力強く促進する」と述べた。


 中国民用航空局が先ほど発表したデータによると、第1四半期の全業界の赤字は計398億2000万元にのぼり、うち航空会社は336億2000万元。3大航空会社の第1四半期の業績データによると、3社の第1四半期の赤字は140億元。感染症からの深刻な影響を受け、航空会社のキャッシュフローが大きな問題になっている。


 民間航空専門家の林智傑氏は、次のように分析した。


 航空会社の「随心飛」「無限飛」などのプランの販売は、下半期の市場の予測に基づくものだ。これを楽観視しておらず、座席が大量に余ると判断し、事前に予約販売した。旅客のマージナルコストは1人あたり100元余りで、ある航空便の旅客が1人増えたとしても、航空会社は100元余りのコストを多めに支払うだけで良いため、商品は利益を生むよう設計されている。しかしビジネス旅客の消費のダウングレードが生じれば、何度も搭乗することで航空会社に赤字が生じる可能性もある。国内のその他の航空会社も自力救済として追随し、「随心飛」に類似した商品を販売すると見られる。しかし感染症により生まれたこのような商品は、感染症の終息と航空券の販売の安定により消滅するかもしれない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月29日


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