中国物流・調達連合会が2日に発表した6月の中国物流業景気指数は54.9%で、前月より0.1ポイント増加し安定的な回復の流れを維持した。
物流サプライチェーンの川上・川下は6月も、3月以降の回復・成長の流れを維持した。物流の各細分化業界指数は拡張区間内を維持した。地域別に見ると、西部地区の物流の回復が顕著だ。企業の規模別に見ると、中小型物流企業の回復率がより高い。業界別に見ると、鉄道運輸業、道路運輸業、水上運輸業の業務総量指数が大幅に回復している。宅配業の業務量はECの販促シーズン、オンライン消費の旺盛な需要の影響を受け、高い成長率をキープした。
業界関係者によると、物流業新規受注指数が3カ月連続で拡張区間内を推移しているが、これは需要が徐々に回復していることを反映している。また就業者指数の回復をけん引し、雇用が持続的に拡大している。業務活動期待指数を見ると、企業は未来を比較的楽観しており、今後も安定成長の流れをキープすることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月3日