米国東部時間6月26日、マイクロソフトは世界のほぼ全ての店舗を恒久閉鎖し、4店舗の体験センターのみ営業を続けると公式サイトで発表した。
マイクロソフトは、小売り事業を戦略的に調整し、米国と世界各地のほぼ全てのマイクロソフトストアを恒久閉鎖し、4店舗の体験センターのみ営業を続けるとした。営業を続ける4店舗はニューヨーク五番街、ロンドンのオックスフォード・サーカス、シドニーのウェストフィールド、ワシントン州のレドモンドパーク。マイクロソフトは、資産の不胎化と減損を考えると、今回の閉店によって発生する税引き前費用は約4億5000万ドルになると示した。
閉鎖を決めた理由について、同社バイスプレジデントのデービッド・ポーター氏は、「マイクロソフトの製品ポートフォリオがデジタル製品メインに変わり、当社のネット売上高は増加し続けている」と述べた。また、内部関係者は、マイクロソフトは各地の消費者にオンラインサービスを提供するために専門チームを結成したと明かした。チームは消費者にニーズを確保すると同時に、各種規模の消費者に遠隔でサービスを提供できるという。
感染症の影響で、今年3月末にマイクロソフトは全ての実店舗の営業を停止し、その後再開していない。同社は先週、マイクロソフト小売店の開設に慎重であり、世界のデータを観測し、公共の健康と安全専門家の意見を聴取し、現地政府の規制措置にも対応すると示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月4日