青山資本が発表した「2020中国日用消費財早期投資機会報告」によると、ペット市場の規模は2000億元に達したが、グレードアップの悩みにも直面している。
中国ペット市場に占める国内ブランドの割合は約6割で、市場の約4割は海外の少数の高級ブランドが占めている。国内のペット関連の上場企業はわずか7社で、多くができたばかりの企業である。
ペット研究院のデータによると、中国企業は主にミドル・ローエンド市場で活躍しており、大部分の市場シェア、特にハイエンド市場においては海外ブランドが占めている。
中南財経政法大学・デジタル経済研究院の盤和林執行院長は以下のように話した。中国ペット業界の大部分が主に「加工代行」ビジネスモデルを採用し、国際産業チェーンの最下層にあり、単独の研究開発や革新能力が欠如している。また、ペットビジネスは儲かる産業だが、経営の不規則、専門的な人材の不足などの課題が残っている。自社の経営能力を高めるには国内のペット企業の競争力が重要で、中国のペット経済を活性化させるカギでもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月14日