中国税関総署が14日に発表したデータによると、輸出は4月から3か月続けて増加した。また、6月に輸出は4.3%、輸入は6.2%増加し、輸出・輸入の同時増加は今年初めてとなった。
米紙「ウォールストリートジャーナル」は、ポスト感染症時代に中国の輸出入がともに増加したことは、中国及びその一部の貿易パートナーが新型コロナの抑制にある程度成功し、内外の需要・供給が改善されていることを示すと報じた。北京経済運行研究会の田雲副会長は14日、環球時報の取材に応じた際、中国経済の最大の見どころは内需の回復だとし、さらに次のように分析した。
中国の6月の貿易データは非常に目を引き、特に輸出・輸入の同時増加は想定外だった。これは内需が4月・5月より伸び、成長を安定化させる政策の奏功を示している。世界で貿易のマイナス成長が続くなか、第一の輸出国・第二の輸入国である中国がプラス成長を実現させたのは貴重なことだ。
ロイター通信は14日に関係者の話として、中国の対外貿易は第2四半期に入ってから徐々に改善され、最も困難な時期はすでに過ぎ去ったと報じ、第2四半期の中国経済は2.2%の成長を実現すると予測した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月15日