環球時報の記者はこのほど、三峡集団流域中枢管理センターの関連責任者に独占取材を行い、多くの注目の問題について質問した。
記者からの「一部の域外メディアは毎年、三峡ダムの変形、決壊の恐れなどを大げさに騒ぎ立てる。三峡ダムの現在の安全運行状況はどうなっているか。いわゆる変形もしくはその他のリスクは最近生じているか」という質問に対して、同センターの責任者は次のように回答した。
三峡ダムの安全運行状況は現在良好だ。最近いわゆる「変形」もしくはその他のリスクは一つも生じていない。三峡プロジェクトは一部の人が想像するほど「脆弱」ではない。
三峡ダムの運行状況をリアルタイムで正確に把握するため、安全監視測定プロジェクトは三峡主体プロジェクトの一部として、1994年より安全監視測定装置の埋設を開始した。2020年6月末現在、三峡ダムに設置・埋設された装置は1万2000台以上で、三峡中枢のすべての永久建築物、基礎、斜面に分布している。監視測定プロジェクトには変形、浸透流・浸透圧、応力ひずみ、強震、水力学及び動力学特別監視測定などが含まれる。先進的な技術と設備で行う専門的な監視測定の他に、人の手による巡回点検を展開している。三峡ダムの「変形」「決壊の恐れ」といったデマは人騒がせだ。科学的で緻密なデータのないすべての憶測は非科学的、無責任、素人であり、さらには良からぬ下心がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月21日