中国国債は新たなリスクヘッジ先 外資流入額が7月に4.3兆超える

中国国債は新たなリスクヘッジ先 外資流入額が7月に4.3兆超える。

タグ:外資流入額 国債

発信時間:2020-07-23 14:59:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米『ウォール・ストリート・ジャーナル』の報道によると、外資が中国国債投資に占める割合は2018年から急速に増加し、今年7月に4兆3000億元を超えた。


  外国人投資家が保有する中国国債は今年3月に2.26兆元に達した。7月までの4ヶ月間で、外国人投資家が買い入れた中国国債は2.04兆元増加し、伸び率は90%になった。月平均で5100億元の買い入れになる。2018年以来、外資流入速度が最も速い期間である。


 このペースで見ると、外国人投資家が保有する中国国債は今年6兆元に達し、第2四半期のGDPの4分の1以上に相当する。


  一部の国は中国を何度も中傷し、中国の発展を追い詰めているが、資本的には依然として最も嗅覚を研ぎ澄ませている。中国国債がどうか、利口な投資家はよくわかっている。


   9銘柄の中国国債が今年2月28日、JPモルガンのフラッグシップ指数であるGBI-EM(ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ)に正式に採用された。外資が中国国債市場に目をつけたのは、主に中国本土の金融資金が開放されているためである。


   中国国債が外資に好まれる要因は、やはり収益率の高さである。外資が取引する中国国債の中で、10年国債は最も好まれる一つで、収益率は世界一となっている。


   7月20日時点の主要経済圏を見ると、中国10年国債の収益率は3.045、米国10年国債は0.605、英国は0.143、日本は0.025、ドイツはマイナス0.468、フランスはマイナス0.171だった。


    長期国債の収益率の低下は通常、将来的に経済危機の可能性が高まることを意味する。今後、米国の債券利回りが低下し続けた場合、ドルは避難港の特徴を失う可能性があり、リスク回避意識により外国人投資家はより安定した中国国債を買い入れてリスク分散するようになっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月23日


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