新型コロナウイルスと世界経済の後退は、需給両側から中国経済にかつてない衝撃を及ぼした。国務院新聞弁公室が23日に開いた工業・通信業発展状況発表会において、工業・情報化部の辛国斌副部長は「国内経済はすでに難関を乗り切り正常な軌道に戻っている」と述べた。
上半期の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比1.3%減で、下げ幅は第1四半期より7.1ポイント縮小した。第2四半期は前年同期比4.4%増。主要経済指標の改善が顕著だ。
感染対策情勢の持続的な好転及び操業再開の着実な推進に伴い、市場の販売に顕著な回復が見られ、企業の景況感も好転している。今年4月の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同月比で3.9%増、5月は4.4%増、6月は4.8%増となった。国内経済はすでに難関を乗り切った。
辛氏は関連指標を総合的に分析し、「第2四半期以降、工業経済が着実に持ち直している。中国の経済運営がすでに正常な軌道に戻ったと初歩的に判断できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月27日