国家能源局の発表によると、中国のエネルギー消費量が第2四半期に大きく持ち直した。電力及び天然ガスの消費量が持続的に増加し、前年同期の水準を上回った。精製油の消費が徐々に回復した。
電力消費量は4月より前年同月比でプラス成長を実現している。伸び率は月を追うごとに上がっており、6月の前年同月比の伸び率は6.1%。
ガス消費量は前年同期を上回った。天然ガスの消費が感染症から受ける影響は相対的に少なく、第1四半期は前年同期比で小幅減となったが、その後安定的に持ち直した。第2四半期の前年同期比の伸び率は、第1四半期を約4.5ポイント上回った。精製油消費の流れが徐々に好転しており、第2四半期の精製油消費の前年同期比の伸び率は第1四半期を約6ポイント上回った。
生産側を見ると、石炭の生産量が安定的に増加している。第2四半期の石炭の1日あたり生産量は1000万トン前後を維持。上半期の石炭生産量は前年同期比0.6%増の18億1000万トン。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月26日