3日午前10時に国務院新聞弁公室が開いた記者会見において、中国衛星測位システム管理弁公室主任、北斗衛星測位システム報道官の冉承其氏が北斗3号グローバル衛星測位システムの完成・開通の関連状況を紹介し、記者からの質問に回答した。
北斗3号衛星の中核部品、国産化率は100%
冉氏の記者会見での説明によると、北斗衛星測位システムは半年前倒しでグローバル衛星ネットワークの展開を完了し、全システムのサービスを開始した。400社以上の30万人以上の科学技術者が知恵を集めて難関突破に取り組んだ。衛星間リンク、高精度原子時計など160以上の重要中核技術を攻略し、500種以上の中核部品の国産化開発を乗り越え、北斗3号衛星の中核部品の国産化率を100%にした。
北斗衛星測位システム、28nmチップが量産化
北斗システムの28nmチップが量産化されており、22nmチップも間もなく量産化される。大半のスマートフォンが北斗の機能をサポートしており、高精度応用をサポートするスマホがすでに発売されている。チップ、モジュール、基板、端末、運営・サービスを一体化させた整った産業チェーンを構築している。
北斗グローバル測位、誤差は10メートル内
北斗システムのグローバル測位の誤差は10メートル内で、速度測定の誤差は0.2メートル毎秒内。時報の誤差は20ナノ秒内で、サービスの実用性は99%以上。
北斗システムをサポートする多くの国際標準が発表
北斗は国連が認める4大グローバル衛星測位システムの一つだ。民間航空、海事、捜索救助衛星、移動通信などの多くの国際機関に相次いで進出しており、北斗システムをサポートする多くの国際標準が発表されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月4日